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「noneday」ことハンドルネーム「サリー」が、徒然と小説や日常を書き記すblog。 -彼の手は悲しい程に短く星屑には届かない-


by noneday

Stardust79

更新情報:
 『魔術師の森』第一話・後編 を掲載。






更新をしない間に東日本大震災があって、私も軽度ではあるが巻き込まれていた。
といっても、家中の物が散乱するくらいの地震に見舞われ、数日ライフラインが止まる程度で、津波に呑み込まれたり、家が倒壊したり、というほどの被害はなく、地震そのものでは無傷である。
地震で割れたガラスを片付ける時に欠片を踏んで足を怪我したのは、直接的ではないが地震の被害といえなくもなく、しかし注意力不足による人為的なミスでの被害ともいえるので、その扱いに悩む程度の、まあそんなどうでもいいくらいの被害だった。



で、ゲームやら地震の後始末やら何やらを色々やっていて、あまり執筆に時間は割かなかったのだが、珍しく少ない時間でそれなりの量を執筆出来た。
こういうのもやはり、時間をかければ書けるものではなく、構成やイメージを確たるものにした上で集中することが大事なのだろう。
書いていたのは色々あり、形になったのは結局この『魔術師の森』だけなので、それなりの量を書けたと呼べるのかどうか、不安はあるが、それでも他の作品は形にならなかったので、それに比べれば充分胸を張れると思う。

『魔術師の森』は、元々一年の期間をいくつかの話に分けて書こうと思っていた作品だ。
正確には三月下旬から十二月二十五日クリスマスまでの九ヶ月か。
そんなわけで最終話の終盤はクリスマスである、そこまで書ければ。
第一話・前編の時点で、学生である主人公が旅をして、物語の舞台となった筑波森に行った、という設定は書いたので、作品内時間を提示すればある程度展開は読めるだろう。
要するに、学生の長期休暇を話にする、という手法で、主人公は学生ではあるが学園生活を書くつもりはまったくなく、あくまで舞台に滞在する期間を制限するための設定だ。
導入部である第一話と、本筋の最初の話である第二話は、三月下旬から四月上旬、つまり春休み。
第三話は夏休み序盤、第四話が夏休み終盤で、第五話が秋となり第六話と合わせて物語全体の終盤であるクリスマスへと加速する……、という予定だ。
今回、春休みには少し遅いが第一話・後編を公開したのも、作品内時間が春だから、という理由もある。
春の内に第二話・前編と第二話・後編の二作も公開したい。
by noneday | 2011-04-07 22:23 | 雑記